今回取材させていただいたのは東京都小平市にあります【体験農園 華農園】です。
小川駅（西武拝島線）より徒歩9分程度のところにある華農園のビニールハウス内で講習を行っています。
利用できる農地はコチラだけでなく、道を挟んですぐ隣の農地（参加者からは【北の大地】と通称で呼ばれています）も提供なさっておられます。
また、こぶし通りを挟んだ農地ほか、多くの共同区画（一つの作物をまとめて育てている農地）があるのが特徴です。

2022年で14年目を迎えた華農園。取材当日は小雨であいにくのお天気でしたが、9時からの講座には雨もピタッと止み、涼しくて作業もしやすいラッキーデーとなりました。
農園主の小山さんは、小平市農業体験農園園主会の代表でいらっしゃいます。花卉生産のご経験もありお優しい雰囲気の方で、雨が上がると「俺は晴れ男だからなぁ～」なんておっしゃっておられました。

講座は第1、第3土曜日の9時からで、当日の作業内容を解説、講座が終了すると各自で解説に沿った農作業を行うという流れです。小山さんは12時くらいまで農園にいらっしゃるので、質問があれば都度聞くことができます。
小山さん作成の【作付けプラン】に沿って作業を行うので、いつでも作業を行いに入園できます。（日が暮れると真っ暗になるので夜は難しいと思います）
入園の際は名札を付け、参加者のご家族ほかは、名札付きの代表者が付き添いでいれば入園や農業体験も可能です。
お子さん連れの若いご夫婦、退職なさってやってみたかった野菜づくりに励む方など、様々な年代の参加者が多いようで、おしゃべりしながら仲良く楽しく作業なさっていらっしゃるという雰囲気です。

7月（取材時）は追加で植えるキュウリとジャガイモの解説をなさっておられました。

キュウリの苗とジャガイモの種は小山さんのお手製。7月に入ってからのキュウリの植えつけは珍しいですが、苗の準備が臨機応変に出来るのも小山さんの花卉生産者のご経験があってこそではないかと思いました。キュウリは8月末ほどまでの収穫ではありますが、より多く収穫できたら嬉しいですよね。
上記にも纏わりますが、華農園の大きな特徴の1つとして莫大な収穫量が挙げられます。参加者が管理する個人区画以外に【共同区画】が多くあります。そこでは参加者は収穫体験のみ（ネギは参加者による管理作業が必要）で、とくかく多くの野菜を収穫できます。代表例としてスナップエンドウ、サトイモ、サツマイモ、ラッカセイなどなど。
その他に金時草や大葉の区画もあり、「好きな時に収穫していって良いよ～」という小山さんからの大盤振る舞いが…！参加者さんが羨ましすぎます。

また、日によっては小山さんの奥様によるお手製のシソジュースやおやつが振舞われることも！それを楽しみに来園なさる参加者さんもきっと多いのでは…！？

そして、華農園最大の特徴が多様なイベントの開催です。6月には収穫祭と共に【ホタル観賞】をハウス内で行い、12月には【お餅つき大会】（別途料金が必要です）に参加できます。炊き立てのもち米を小山さん宅でご用意いただき、大きなウスを使ってお餅をつく経験がお子さんでもできちゃいます。

華農園は参加者同士の仲が良く、野菜とは別のイベントもあり、とにかく楽しい！という雰囲気の農園でした。個人区画の空いた畝にはキンギョソウ、アスターといった花も植えられており、小山さんのお人柄がうかがえました！

【特徴のまとめ】
・大量に収穫できる
・収穫だけできる野菜がある
・参加者同士が仲良し
・多様なイベントがあり楽しい