自己紹介

氏名:荻野千佳(おぎのちか)

事業内容:漫画家、イラストレーター

資格:(公社)日本家庭園芸普及協会認定 グリーンアドバイザー

所在地:東京都

漫画家歴:2001年4月から現在

取引銀行:三井住友銀行 ゆうちょ銀行 北陸銀行

1977年 富山県富山市生まれ。

3人兄弟の末っ子です。

【主要取引先】※敬称略、順不同
株式会社北日本新聞社/株式会社ブティック社/株式会社サティスホールディングスグループ/株式会社集英社/公益財団法人東京都農林水産振興財団/小平市地域振興部産業振興課/株式会社秋田書店/株式会社わかさ出版/株式会社からだにいいこと ほか

絵に纏わるきっかけ

3歳ごろから人の顔や動物の絵を描き始めました。お気に入りの画材はクーピーペンシル!

絵の道を一旦諦める

1995年 富山県立富山女子高等学校普通科卒業(現・富山県立富山いずみ高等学校)

希望していた美術大学油絵科入学へ向け、15歳からデッサンと油絵の練習を始めました。途中、高額な美術大学費を知り、また美大を卒業したところでどうなる?といった将来性に不安を感じ、美術大学を諦め教育大学に進路を変更しました。

この決断は、後々まで「やりたいことがあったのに諦めるべきでなかった…」と苦く振り返ってしまうポイントとなりました。

周囲と上手く絡めなかったキャンパスライフ

1999年 国立大学上越教育大学美術コース卒業(現・国立大学法人上越教育大学)

自分で決めた進路でしたが、諦めた美術系の進路を想うと心は弾みませんでした。15歳から培った絵の技術やエネルギーも在学4年間内でみるみる下がってしまったように記憶しています。卒業間近の在学4年時から投稿用にマンガを描き始めました。扶養の学生でなくなったら好きなことをしたい、と考えていました。

取得した資格

・小学校教諭第一種免許状
・中学校教諭第一種免許状(美術)
・高等学校教諭第一種免許状(美術)
・学芸員資格
・普通自動車第一種運転免許

念願の絵に纏わる仕事

2001年 『ザマーガレット』(集英社)少女マンガ掲載

富山市の実家で暮らし、アルバイトをしつつマンガの投稿を始めて1年強後。

漫画家デビュー作は『14年目ガール』というタイトルの少女マンガでした。ストーリーはなんと中学生と教育実習生の淡い恋物語!教育学部に進路を決めていなければこの作品は作れませんでした。上越教育大学バンザイ!

幼馴染デザイナーから仕事依頼

2007年 北日本新聞社発行『みら~れ』4コママンガ連載

ザマーガレットから戦力外ということで作家リストから外されて数年経過。美術館でアルバイトや、中学校美術講師をしながら暮らしていたところ、4歳からの幼馴染に4コママンガを月1で描いて欲しいと依頼されました。嬉しかったです、ありがとう!

お仕事先をご紹介いただく

2011年 北日本新聞社発行『まんまる』映画コラム挿絵連載、結婚

富山県美術館企画のワークショップにプライベートで参加した際、楽しくお話させていただいた向かいの席にお座りだった参加女性。後に知るのですが美術館の学芸員さんであるその方が、北日本新聞社社員さんに私を作家としてご紹介くださいました。

それがきっかけで北日本新聞社発行冊子『まんまる』内、映画コラム企画を2011年から2020年まで、全85本の映画の絵を担当させていただきました。映画を観て絵を描き、お金が頂けるなんて!楽しすぎるお仕事でした。
4コマ漫画、映画絵と使っていただいた北日本新聞社様にはこれからも足を向けて寝ることはできません。

また、冊子『まんまる』で撮影を担当されていた富山市在住のカメラマンさんに入籍記念写真を撮影していただきました。写真に写る夫と私の間には、当時飼っていた黒色のラブラドールレトリバーの女の子がペタンと座っています。『結婚』にあまり興味がなかった我々夫婦。愛くるしい彼女がいなければ記念写真を撮ろうなどと、私ども夫婦は考えもしなかったと思います。

初めての漫画家アシスタント

2013年 東京都に移住

夫の仕事上、東京都小平市に移住しました。富山県でのイラストの仕事も引き続き行いつつ、慣れない生活に一苦労でした。

せっかく東京に出てきたのだからと、ザマーガレット時代の同期作家にアシスタントとしてお試しで使ってもらったり、ほか何件か漫画家アシスタント業務を行っていました。マンガ作業を人から教わったことがなかったので勉強になることばかりでした。

体調不良と改善

2016年 家庭菜園を始める

このころは風邪をひいてもなかなか治らない、やっと治っても体力が戻らないまま風邪をまたひく、の繰り返しでした。ぜんそく持ちなので、これから先は『健康』を自分で作っていかなければならないと、痩せた体を眺めつつ考えていたところ、小平市内にはたくさんの畑があることに気づきます。

健康は食べ物と運動から!中古一軒家ローンで購入の自宅、狭小の庭で家庭菜園を始めました。野菜を育てた経験が全くなかったので、当初は疑問ばかりでした。

エダマメが1莢しかできない、枝ばかり伸びるミニトマトと大量発生した謎の白い虫…などなど。

ネットで育て方を調べても知りたいことにたどり着かない、知っていることがコピペで載っているサイトばかり拾ってしまう…。

検索に時間ばかりかかっていたと思います。

東京都小平市や立川市の農家さんに取材を行ったりもしました。その後一人での勉強に限界を感じ、体験農園(農家さんにご指導を受けられる貸農園)に参加しました。勉強になることばかり!そして野菜を大量に収穫できる楽しさと農園の仲間との野菜談話。現在も継続参加中です。

スポーツジムに通い、イシュタヨガにはまり…。現在は至って健康です。油断しないよう今後も健康に気を付けたいです。

営業先でイラストのご依頼

2017年 健康に纏わるイラストのお仕事

野菜づくりに纏わる企画を携え、出版社に営業をしていました。

某健康雑誌出版社にうかがった際、企画は通りませんでしたがイラストで使って頂けることになりました。足を使って回った営業。作家『荻野千佳』として都内で初めて取ったお仕事でした。

初の個展開催

東京都立川市で初めての個展『シネマの散歩道―50年代映画の1枚絵―』を開催しました。北日本新聞社発行『まんまる』の映画コラムで描いたアナログの原画を展示、高峰秀子さん、三船敏郎さんなどを描いた作品の個展でした。

西武鉄道、多摩モノレールの玉川上水駅近ギャラリーで入場無料開催だったので、地元の方に多く立ち寄っていただき、お話もできて楽しかったです。

初の自費制作冊子

2019年 自費制作冊子『野菜作り図解』発売

野菜づくりを分かりやすく知りたい、という自分の考えをまとめた自費制作冊子『野菜作り図解』を発売しました。1枚の絵で野菜の育て方を分かりやすく説くというコンセプトで作り、SNSで発表していた『野菜作り図解』をまとめた冊子です。

英字で書かれたかわいいおまけも1枚作ったりしました。英字に翻訳頂いたのは富山県富山市のギャラリーMAU FINE ART様。こちらで以前アルバイトをさせていただいたこともありご縁でお願いしました。

『野菜作り図解』1冊を携え、イベントにも参加しました。初めて自ら店頭に立ち参加したイベントは富山県富山市で毎年開催の『BOOKDAYとやま』でした。

販売のやり方も見えず緊張しかありませんでしたが、富山女子高時代の友人が遊びに来てくれたり、親族が来てくれたり、初対面のお客様と仲良くなったり。夜は美味しいお酒とお魚。楽しさしかありませんでした。

その他にも多くのイベントに参加、個展を開催しました。ひとつでも作品を完成させると、次はこんなことをしてみよう!などと思いつくものです。自費制作冊子はそんな風に考え出したきっかけになりました。

参加したイベント、展示

〇アートブックフェア『ZINE’S MATE』(銀座)
〇農業書センター内個展『野菜作り図解』(神保町)
〇博物ふぇすてぃばる!(九段下)
〇コミティア(有明)
〇どこでも博物ふぇすてぃばる!(ネット)

『野菜作り図解』メディア紹介

『北日本新聞』様、マガジン『ソトコト』様でも『野菜作り図解』をご紹介いただきました。

読み切りマンガ掲載 秋田書店

女性誌『エレガンスイブ』様に読み切りマンガを掲載いただきました。こちらも営業先のひとつで、私の企画は通りませんでしたが別件でお声がけをいただきました。その後もやり取りさせて頂いています。

初の書籍発売

2020年 『マンガと図解、写真でまるわかり 野菜づくりをはじめよう』(ブティック社)発売

2018年に編集プロダクション様よりお声がけいただき、地道に制作を開始。1年以上をかけてようやく完成、発売となりましたマンガ本です。

内容は野菜づくり未経験の主人公が体験農園に参加し、42種類の野菜の育て方を、学び屋形式で紹介するというもの。趣味の本としてカテゴライズされています。

発売日に本屋に書籍があるか見に行きたかったのですが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言があり、諦め。発売されてから数か月後に本屋を少しずつ巡って、私の書籍ちゃんをこっそり確認していました。 漫画家活動を始めてから19年目。念願の初書籍発売でした。

野菜づくりに纏わるお仕事

財団法人東京都農林水産振興財団様より、チャレンジ農業支援センター解説マンガと、練馬大根紙芝居制作のご依頼がありました。こちらは別件で前年に体験農園主の花卉生産者様を取材している際にたまたま職員様がいらして、ご挨拶させていただき、ご縁でお声がけを頂きました。

ありがたいことでございます!

挿画のご依頼

『小説すばる』(集英社)様より挿画のご依頼がありました。営業で伺った際にお渡ししていた作品集がお声がけのきっかけでした。

挿画はぜひぜひやりたいお仕事なので、忙しい時期ではありましたが時間を作って制作しました。物語を絵にするのは楽しい作業です。

そして昔、漫画家として首切り宣告された会社様にお声がけ頂けるとは全く想像していませんでした。

2冊目の書籍発売

2021年 『マンガと図解、写真でまるわかり プランター菜園をはじめよう』(ブティック社)発売

「嬉しすぎる、不安だ、やるしかないちゃ(富山弁)」

2019年に前作と同編集者様からお声がけいただき、制作を始めました。

本書の内容は、プランターで野菜づくりをはじめる主人公の物語です。初心者の主人公が失敗しながらもベランダの菜園時間を楽しむというハウツーものです。こちらも趣味の本にカテゴライズされています。

漫画家活動を始めて20年目。4月13日に無事発売となりました。また、入籍してから10年目を迎えることができました。

最近の私、東京都小平市の毎日は…
・体験農園で勉強中
・夫と猫とで生活中
・マンガの新作制作中
・ヨガの練習中
・念願の絵の勉強中
などなどです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。